2020年4月17日
その結果新型コロナウイルスにの塩基配列は完全に解明され、その結果エントリー受容体に関しても明らかになっている。これを利用して新薬の開発も可能となる可能性がある。
以下論文の見出し
l ACE2, TMPRSS2 (SARS-CoVとSARS-CoV-2のエントリー受容体)
ANPEP (HCoV-229Eのエントリー受容体)
DPP4 (MERS-CoVのエントリー受容体)
ST6GAL1/ST3GAL4 (インフルエンザウイルスのエントリー受容体の合成に関係する酵素)
といったウイルスのエントリーに関係する遺伝子の発現を、1細胞RNAシーケンシングで解析
l 気道・角膜・腸管の特定の上皮細胞で共通して発現
l 鼻腔上皮細胞では自然免疫系に関係する遺伝子と共発現
Sungnak W, et al. SARS-CoV-2 entry factors are highly expressed in nasal epithelial cells together with innate immune genes. Nat Med. 2020 Apr 23. doi: 10.1038/s41591-020-0868-6.